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月影の鎖Vita版 発売記念企画 ツイッタ祭り反省会 その弐

元気か! 全宇宙の妹&弟(?)達!

今回は【ツイッタラジオ風祭り第二回目】の面子が反省会をするらしいぞ!

……って、今頃かよって感じだけどな! 良ければ見てってやってくれ!

あ、でも中身は月影の鎖、カエル畑、スイートクラウンのそれぞれで【完全にネタばれ】をしてるみたいだぞ?

まだ紅霞市にも月宿市にもスイートクラウン城にも行ってなくて
『ネタばれ嫌!』って妹&弟達は【続き】を押さないよう気をつけろよ?


大丈夫って妹&弟達はさっそく『続き』から見てくれ!









~二回目の反省会~



千木良 「…………」

神楽坂 「…………」

古橋 「…………」

千木良 「…………」

神楽坂 「…………」

古橋 「…………」

古橋 「……おい」

千木良 「ん?」

神楽坂 「どうしたね」

古橋 「反省会だ」

神楽坂 「それがどうしたね」

古橋 「ここで二回目の祭りの反省会をする予定では?」

千木良 「ああ、らしいなぁ……ふあ~あぁ……あー、ねむ……」

神楽坂 「既に四回目の祭りも終わっている。今更ではないかね」

古橋 「……それでも決まりは決まりだろう。俺らが終えなければ三回目以降の反省会も出来ないぞ」

千木良 「いや、別にええやろ。二回目は欠番っちゅーことで」

古橋 「何が良いんだ。貴方は年長者だろう? しっかりしてくれ」

千木良 「へいへい……見た目は俺が一番若いんやけどなぁ」

神楽坂 「そして麗しの美中年、神楽坂響こと英雄である俺がまさかの最年少ときたもんだ」

古橋 「ほら始めるぞ。短くても良いから終わらせ――」

神楽坂 「時に、気付けばここに居る全員偽名持ちだな」

千木良 「せやな」

古橋 「…………」

神楽坂 「ふむ……さしずめ俺達は“THE☆偽名ーズ”と言ったところか」

古橋 「何の話だ」

千木良 「命名にセンスなさ過ぎやろ」

神楽坂 「何、今のはただの小手調べさ」

神楽坂 「俺が本気を出したら感動の余り君らの毛穴という毛穴からこれでもかというほどみたらしが溢れ出るぞ?」

千木良 「気色悪っ! 何がどうしたらそうなるん?!」

古橋 「だが雪山で遭難した時にだったら役立ちそうだな」

千木良 「いや……嫌やろ毛穴から出たみたらしなんぞ」

神楽坂 「しかし背に腹はかえられないだろう? そういうことさ」

千木良 「何が『そういうことさ』や。雪山で遭難てシチュエーション自体そうそうないやろ」

神楽坂 「そういう日頃の油断が大きな事故を生むのだよ。何故ないと言い切れる? 急な寒波が地球全土を覆う可能性だってあるだろう」

千木良 「飛躍し過ぎやろ」

古橋 「確かにそんなことになったらみたらしが予想外の力を発揮するな」

千木良 「君らボケ倒すの止めてくれへん?」

古橋 「ボケてはない。確かに一見ありえないような話だが、それ自体を“ありえない”と一蹴してしまえるほど俺に現状データはない」

古橋 「それなら“ありえるかも知れない”と仮定して一旦飲み込む方が柔軟な対応だと言えるだろう」

千木良 「……毛穴からみたらしが出るっちゅー案件がありえるかもしれへんと?」

古橋 「ああ。俺の今持ちうる知識だけで結論を述べればそうなる」

千木良 「君、真面目過ぎやろ」

古橋 「別に真面目な訳じゃない。……良く知りもしないのに端から否定するのが嫌なだけだ」

千木良 「いや、その考え自体は立派やけど、物には限度ってもんがあるやろ」

神楽坂 「時に反省会をやるのではなかったのかね」

千木良 「急に話を戻しよったな。……別にええんやないの? 特に反省点もなかったやろ」

古橋 「俺はある」

神楽坂 「ほう、何だね?」

古橋 「思っていることを上手く言葉に出来なかった」

千木良 「……まあ、君はそういうキャラやししゃーないやろ」

神楽坂 「それを言うなら俺も語り足りないといえば語り足りなかったな」

千木良 「大将は遠慮してくれへん?」

神楽坂 「俺が主役だったのだが」

千木良 「主役っちゅーても何しても許される訳やないんやで?」

神楽坂 「似たような台詞を俺の右腕からも良ーく聞かされる」

古橋 「君の右腕は喋るのか」

神楽坂 「ああ、喋るぞ。腹踊りが得意でね」

古橋 「腕なのに?」

神楽坂 「ああ」

千木良 「……もう止めてくれへん? 君ら見てると弟子の一人思い出してしゃーないわ」

神楽坂 「ほう。君には弟子がいるのか」

古橋 「それが俺達に似ていると?」

千木良 「全員が全員あほんだらな会話する訳ちゃうぞ。一人だけや」

神楽坂 「千木良、阿呆も個性だ。個性は大切に伸ばしてやるべきだと思わないか?」

千木良 「どんな持論やねん。そもそも伸ばしてどないすんねん」

古橋 「ところで先程の話は冗談だぞ」

千木良 「え?」

古橋 「俺達の話していた“腕が喋る”のくだりだ」

神楽坂 「冗談だったのか。俺はてっきり古橋は本気にしているものだとばかり」

古橋 「話の流れからして分かる」

千木良 「…………」

千木良 「……反省会やらへん?」

神楽坂 「やらずとも良いと言ってはいなかったかね?」

千木良 「俺は他人振り回すんは好きやけど、振り回されるんは疲れるし嫌いやねん」

古橋 「そこまで言うといっそ清清しいな」

神楽坂 「反省すべき点か……あるといえばあるし、ないといえばない。確かに俺は家族を省みなかったかもしれないが――」

千木良 「ツイッタ祭り二回目の反省点や! 君の半生を振り返られてもなんも言えへんぞ!」

神楽坂 「千木良は長生きなのだろう? 俺のこれからの人生にアドバイスでもと」

千木良 「……俺は人に関与せんようにしてんねん。それに俺が何ぞアドバイスくれてやったとしても君にはいらへんやろ」

神楽坂 「そうだな。ワンマンの俺が人の話を聞くとも思えない」

千木良 「自分で言うなや。……ほれ大将、反省点があるなら早よ語り」

神楽坂 「ここで一番年若い俺が君らを差し置いて一体何を語れば良いと」

千木良 「良く言うわぁ……」

神楽坂 「そうだな……ああ、ところで人生の先輩方は恋愛事情の方はどうなっているのだね」

千木良 「……は?」

古橋 「唐突だな」

神楽坂 「ふと疑問に思ってね」

千木良 「はぁ……そんなら逆に主役である大将はどうなんです?」

神楽坂 「…………」

神楽坂 「……そうだな、たまには語ろうか。俺にも人並みの頃があったがね、それは随分と遠い昔のことさ」

神楽坂 「君らと違って“人”は老いる。……確かに俺は同年代よりは頭脳も肉体も若々しく見目も麗しいかもしれないが」

千木良 「…………」

古橋 「…………」

神楽坂 「事実だから仕方あるまい」

千木良 「つまり恋愛には興味ないっちゅー話なん?」

神楽坂 「そういう話になるかな。……俺に誰かの人生を背負えるだけの器量はないよ」

千木良 「どうしてそう思うん?」

神楽坂 「俺は“家族”というものと縁が薄い。恐らく持っても幸せにはしてやれないだろう」

千木良 「随分はっきりと言い切るんやな」

神楽坂 「前例が既にあるからね。それに俺に好意を寄せてくれた女性は必ずと言って良いほど結果的には俺の元を離れて行く」

神楽坂 「恐らくそういう星の下に生まれたんだろう」

古橋 「…………」

神楽坂 「悲観している訳じゃないさ。これでも日々は忙しく過ぎて行く。俺は今の暮らしを割と気に入っているのだよ」

古橋 「“今の暮らし”?」

神楽坂 「そうだな……誰かの為に生きる暮らし、といえば近いか」

神楽坂 「若い頃の俺は自分のことしか考えていなかった。だから人の気持ちやそういった類いのことにも全く関心を寄せていなかった。……お陰で大切なものを失ってしまったこともある」

神楽坂 「だが、……年老いた今、若さをなくした俺は自分のことや他人のことを振り返るようになった。すると見えてくるものも変わってきた」

古橋 「その“見えてくるもの”とは?」

神楽坂 「それをこのような場で言うのは無粋というものだよ、君」

千木良 「焦らすの上手いなぁ、大将」

神楽坂 「……強いていうなら、“何よりも大切なもの”だよ。あとは残月島で確認したまえ」

古橋 「……そうか」

神楽坂 「ああ、そうさ。……さて、気付けば随分と真面目な空気になってしまった。そろそろ終いにするとしよう」

千木良 「せやな」

神楽坂 「はは、ネタばれもいいところだ。これは一読前に警告が入っていただろうな」

古橋 「そうだな」

神楽坂 「という訳で偽名老人回はこれにて終幕だ」

千木良 「旦那、結局自分のことあんま語ってへんやん」

神楽坂 「俺を知りたいならやはり残月島へ赴いてもらわねば」

古橋 「だから今回の会話は“ネタばれ注意”の警告が入っていただろう?」

神楽坂 「ああ」

古橋 「だったらネタばれNGな人間以外は君と島で知り合った後にここを訪れるのでは?」

神楽坂 「はっはっは、こいつは一本取られたな」

千木良 「分かっててやってるやろ自分」

神楽坂 「……次回、第三回の反省会を愉しみに待ちたまえ!」

千木良 「急に良い声で煩いわ酔っ払い。……あー、次の空閑くん頑張りー」

古橋 「俺達のくだらない話に付き合ってくれてありがとう。……それではまた、いつかどこかで」






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