月影の鎖Vita版 発売記念企画 ツイッタ祭り反省会 その参・肆・伍
おはよう御座います、こんにちは、こんばんは。
この記事をお読みの時間に合わせてご挨拶を選んでください、望月理也です。
今回は随分と間が開きましたが、月影ラジオ企画の反省会を纏めて一挙公開です。
この大井川さんのブログの前座を俺が務めることになったのは、単純にご本人が反省会でおしゃべりするからとのことです。
おかしな話ですね。今までも追記から話す時に、散々ご自分で書いてた気がするのですが……。
……まぁ、それはともかく。
挨拶が手短になってしまい申し訳ありませんが、早速反省会の方へ参りましょう。
ちなみに、こちらはカエル畑、スイートクラウン、月影の鎖、
それぞれのネタバレが入っているらしいので、ご覧になる際は注意して下さいね。
ところでバレンタイン企画にご参加して下さっている皆さん、有り難う御座います。
2/18(木)までということで、まだまだRTを受け付けておりますので、是非宜しくお願いします。
バレンタインデー当日は俺達月影キャラの初公開バレンタイン用ボイスもWEBにアップされる予定ですので、楽しみに待っていてくださいね。
そして少しでも気に入って頂けた方、是非お気に入りのキャラのみでも全員でも、RTの方を宜しくお願いします。
それでは第三回、第四回、第五回の反省会の方を 『続きから』 ご覧ください。
~三回目反省会~
榛名 「……え、ちょ、え?」
榛名 「既にバレンタイン企画も始まっているというか中盤なのに今更反省会!?」
空閑 「……! この、クワガタの形をしたチョコレート、おいしい!」
久瀬 「カブトムシもおいしいぞ!」
空閑 「おいしいね!」
榛名 「…………」
久瀬 「ん? どうしたカブトムシ。お前は喰わないのか?」
榛名 「!」
久瀬 「ん?」
榛名 「さ、誘って貰えたのが嬉しいだなんて死んでも言わないんだからね!」
空閑 「ええと……嫌だったって、ことかな……?」
榛名 「え、ち、ちが……」
久瀬 「違うのか?」
榛名 「…………」
榛名 「ああん自分のキャラクター性を保つのが難しいよこの二人相手……!!」
空閑 「大丈夫だよ、榛名くん」
榛名 「え……?」
空閑 「榛名くんはちょっと素直になれないけど心の中では救いを求めているタイプでざっくり属性分類すれば“THE☆ツンデレ亜種”だっていうのは皆心得てるから」
久瀬 「ツンデレ亜種? とはなんだ?」
空閑 「うーんと、まずツンデレの説明からしようか? そもそも天邪鬼って単語があって――」
榛名 「やめて僕という存在を分析解体しないでっていうかちょっと待ちなよ二人とも!」
久瀬 「何だ」
空閑 「どうしたの?」
榛名 「……あのさ、一応ここはラジオ風ツイッターの反省会をする場所でしょう?」
久瀬 「正直去年のことだし忘れたぞ」
空閑 「うん、忘れちゃった……」
榛名 「ああもう完全同意だけどっ! 形だけでもどうにかさ!!」
久瀬 「貴様も喰わないか? カブトムシのチョコレートだぞ!」
空閑 「く、クワガタもあるよっ!」
榛名 「…………」
榛名 「……とりあえず、食べたら反省会するからね?」
久瀬 「ああ!」
空閑 「うん!」
榛名 「もー、僕がいないと駄目なんだから……っていうか、なんか……え……?」
空閑 「? どうしたの? 榛名くん」
榛名 「いや……どういう仕組みか分からないけど、このチョコレート蠢いてる……え、凄いね?」
久瀬 「? 違うぞ」
榛名 「え? 何が違うの?」
久瀬 「それは俺のカブトムシだ」
榛名 「!? 本物かよ!!」
空閑 「あ……とんでっちゃった……」
榛名 「ちょ! チョコレートとカブトムシ一緒に置いとかないでよ! 色が! 色が似てるじゃない!」
久瀬 「馬鹿か良く見ろどう見ても間違いようがないだろう! 貴様が今目にかけているものは何だ!」
久瀬 「後、俺のカブトムシを逃がしておいて詫びもなしか!」
榛名 「う、うぐう……」
榛名 「……今僕が目にかけているのは視力を補正するものです本当に済みませんでした」
久瀬 「ああ、良いぞ許してやる。プリン100個で手を打とう」
榛名 「それ許したって言わないし!」
榛名 (まぁ本当は世界……っていうか、視界を狭くする為のもので度は入ってないんだけど……)
空閑 「あ、久瀬くん! カブトムシ戻ってきたよ、ほら!」
久瀬 「当たり前だ。俺のカブトムシは頭が良いからな!」
榛名 「良かった……正直ツッコミどころが満載だけどプリン100個も調達出来る気がしないから口を噤むよ……」
久瀬 「お帰りカブトムシ」
榛名 「…………」
空閑 「ねえ、久瀬くん。榛名くんもカブトムシで、そのカブトムシもカブトムシだと、ちょっと混乱しないかな?」
久瀬 「む? そうか」
榛名 「空閑くん良いこと言った! そうだよだから僕の名ま――」
久瀬 「仕方ない、それなら名前で呼ぼう」
榛名 「! そうそう!」
久瀬 「そうだな……よし、お前の名前は『カブト丸』だ! どうだ格好良いだろう!」
榛名 「僕の方を名前で呼ぶんじゃないのかよ……!」
榛名 「ツイッターの方では“望”って呼んでたのに……!」
久瀬 「それはそれ、これはこれだカブト丸」
榛名 「?! 僕の方がカブト丸だったのかよ驚きだよ!」
空閑 「えっと……じゃ、じゃあ、次は『四回目組』の反省会に、い、行きます!」
カブト丸 「はんせいかいとは?!」
~四回目反省会~
戸神 「…………」
猪口 「…………」
日之世 「イヒヒヒ……」
戸神 「…………」
猪口 「…………」
日之世 「イヒヒヒヒ……」
戸神 「中々煮えねェぜ、このキノコ」
猪口 「そうだな……おかしいな」
日之世 「火力を強くすれば良いのでは。僕、素晴らしいものを持っていますよ」
戸神 「何でェ?」
日之世 「軍事用ロケットです。この爆発の熱量で鍋を温めましょう」
猪口 「正直鍋の水が蒸発しそうな気がするのだが」
戸神 「俺達も焦げるんじゃねーかァ?」
日之世 「駄目ですか」
猪口 「そうだな……このキノコを食べる人間がいなくなってしまうからな」
戸神 「そうだぜ、喰いモンを粗末にするのはいけないんだぜ!」
日之世 「そうですね。僕は喰べませんが」
戸神 「俺も喰えないんだぜ!」
猪口 「む……そうなると俺だけがこの鍋を食べられるのか」
戸神 「去年と同じ展開だな!」
日之世 「そういえば今回僕らが呼ばれたのは反省会の為だとか」
猪口 「そうなのか。俺はまたてっきりキノコ鍋をするものだと」
戸神 「それでも構わねェぜ!」
日之世 「では我らは目の前の鍋を沸騰させることに全力を懸けましょう」
猪口 「戸神くん。君は確か“烏天狗”という奴だったな。口から火を出せたりはしないのか?」
戸神 「出来ねェぜ!」
猪口 「では日之世くんは……」
日之世 「いえいえ、僕も貴方同様“人”ですので……イヒヒヒヒ……」
猪口 「そうだったのか……てっきり雰囲気から物の怪の類だと……」
日之世 「まあ、否定はしませんがね」
戸神 「ところで反省会はやんのか?」
猪口 「そうだな……求められているならやる必要はあると思うぞ」
日之世 「反省すべき点、ありましたか」
戸神 「俺やお前ェが出張りすぎてて月影のツイッターなのにチョコが目立ってなかったっつー感想ならあったみたいだぜ」
戸神 「後、内容が混沌とし過ぎてたってご感想とかなァ」
猪口 「ああ……それは確かに、ついて来れない人達も出ただろうな……」
猪口 「それに関しては申し訳ないことをしたと思っている」
日之世 「そもそも僕と戸神さんをかち合わせた時点でパンドラの匣を開けたようなものですからねえ」
猪口 「采配ミスという奴か……そういえばこの人員配置は誰が行ったんだろうな?」
戸神 「知らねェぜ!」
日之世 「ええ、僕も知りません」
猪口 「……まあ、今更だし知ったところで何がどうということもないか」
猪口 「それに、俺は二人と非常に楽しい時を過ごしたし、この三人で良かったと思っているよ」
戸神 「ああ! 俺もお前ェらで良かったぜ!」
日之世 「ええ、勿論ですよイヒヒヒヒヒヒ!」
猪口 「それでは、反省会も終わったことだしキノコ鍋のことだけに注力しようか」
戸神 「だなァ!」
日之世 「……さて、お次は五回目の皆さんどうぞ綺麗に落として見せてください」
戸神 「腕の見せ所だなァ! はーっはっはっはっはァ!」
日之世 「愉しみですねぇ! ヒーッヒッヒッヒッヒィ!」
猪口 「二人とも実に楽しそうに笑うなぁ、俺も満足だよ」
~五回目反省会~
広瀬 「…………」
真井 「…………」
大井川 「…………」
広瀬 (嘘……だろ……何一つまとまってないまま五回目とかきたんだけど……)
真井 (いやあ……なんていうか皆いっそ清清しいほど投げっぱなしだなぁ……どうしようかなぁ……)
大井川 (うーん、四回目の人達はかなり自由人だったなぁ)
大井川 (っていうか最後にはさり気なくハードル爆上げされたし。俺は適当だしその辺はどうにでもなるから良いとして、この後の二人は大変かもなぁ……)
広瀬 「えっと、じゃあ五回目の反省会、始めましょっか?」
真井 「あ、うんそうだね」
大井川 「いやー、長かったなぁ、実に見事な放置っぷりだったと思う。うん」
広瀬 「(やだこの人達こんな状況なのににこやかだよ百選練磨過ぎるだろ……)本当ですね。俺このまま反省会がフェードアウトするのかと思ってました」
真井 「(うわあ二人とも心臓強いなぁ……俺もなるべく動揺を顔に出さないようにしなきゃ)あ、俺も思ってた」
大井川 「(おお、二人は笑顔で来るか。……表情作ってるのか鈍いのかはまだ分からないけど)あ、俺も俺もー! いやあ、奇遇だなぁ」
広瀬 「っていうか、それ以外に考えようがないって気もしますよね……」
真井 「あ、うん……」
大井川 「そうね……妹達からの反応が薄いことを良いことになかったことにしようとしてた感満載だよね」
広瀬 「(話どうしようかな……このまま引っ張るか、違う話題にするか……とりあえず引き継ぐか)ですよね……」
真井 「(ネガティブな話題続けても仕方ないし、少し上げとこう)でも忘れた頃に戻ってきたし、ねえ? 皆許してくれるよ! うん!」
大井川 「(お、知己くん引き継ぎ方上手いな……)そうそう、俺の妹達はそれはもう寛大だから! 寛大過ぎてお兄ちゃん心配になるくらい!」
広瀬 「それにそもそも反省会のこと覚えてる人もいないですよね」
真井 「うーん、それは責任逃れになっちゃうからなんとも……」
大井川 「そうだなぁ……たとえいなくても始めた物は終わらせなきゃなぁ」
広瀬 「(よし、今回は俺がややネガティブな発言をして二人に突っ込んでもらうか。まあ地だし楽な方向で……)ですよねー」
真井 「(広瀬くん、自己否定の気がややあるな……じゃあその辺りをフォローする方向で)さて、それじゃあ反省会を始めよう!」
大井川 「(彼、ちょっと影が見えるなぁ……じゃあ少しお兄さんとして振舞うか。問題は知己くんだけど……様子見か?)そだね」
広瀬 「じゃあ、月影メインですし大井川さんからどうぞ」
大井川 「俺? えーと、そうだなぁ……反省点って何かあったかなぁ? 知己くん」
真井 「それ、俺に問題をスライドしてるよね」
大井川 「えへへ、ばれた?」
真井 「あはは、気付くよ。……といっても、俺も思いつかないかなー」
大井川 「楽しかったって記憶はおぼろげながらあるけどなぁ」
広瀬 「俺は時間に追われる恐怖しか……」
真井 「そっか、広瀬くんは進行だったもんね。お疲れ様です」
広瀬 「お気遣いありがとうございます」
大井川 「二人はこういう企画、またあったらやってみたいって思う?」
広瀬 「進行だったらもう嫌です」
大井川 「結構正直だね。知己くんは?」
真井 「大勢の人の前っていうの、ちょっと緊張するけどそんなに嫌じゃないかな?」
真井 「普通に生活してたら体験できないことだしね」
大井川 「お、超ポジティブ発言。ほら優希くん、これくらい言わないと女の子にもてないよ?」
広瀬 「ははは」
大井川 「……それとも、もう特定の人がいるのかな?」
広瀬 「(これは雑談か? それとも鎌かけか?)は は は」
真井 「(……流れ弾に当たる前に不自然だけど話を終わらせよう)それじゃあそろそろ反省会も終わりで良いかな?」
大井川 「(おっと、これじゃまだ妹達に何も有益な情報残せてないぞ! 猛追する!)いや、まあまあ二人とも。そんなに急がなくても」
大井川 「そろそろバレンタインの季節ですし少しは色気のある話でもしましょ?」
広瀬 「(あ、勝てる)急な話題変更ですね……大井川さんがしてくださるなら良いですよ?」
真井 「(大井川くん、詰んだな……)そうだね。大井川くんがしてくれるなら」
大井川 「(……掛かったな!)え、良いよ?」
広瀬・真井『え……?』
大井川 「君達、俺は新聞記者ですよ? 二人から情報を引き出せるならそりゃ自分の切り売りはいくらでもするさ!」
広瀬 「(あかん、見誤った)いやいやいや、ご自分は大切にした方が良いですよ?」
真井 「(あかん、案外執念深かった)そうだよ、そんなやり方だといつか大井川くん自身が傷つくよ?」
大井川 「え、いつもはしてないよ? いや、二人から情報聞き出すならそれ以外ないかなって」
大井川 「二人ともガードめっちゃかたいし」
広瀬 「……いやいや……俺なんか普通の高校生ですよ?」
真井 「うん……俺も実に普通の大学生だよ……?」
大井川 「腹割ろう? ……何か沢山抱えてるっしょ?」
広瀬 「…………」
真井 「…………」
大井川 「……さて。それじゃあ俺と、妹達には聞かせられない話をしよっか☆」
広瀬 「そ、それじゃあお疲れ様でしたー!」
真井 「お疲れ! また今度ねっ!!」
大井川 「あ、逃げた! ……顔に似合わず二人とも足が速いな」
大井川 「さて、まとまってないけど五回目も終了だぞ☆ これからも企画物があったら参加してくれよな!」
大井川 「という訳で俺は二人を追いかける! じゃな! 愛する妹&弟達よ! あでぃおす!」
~三四五回目・反省会終了~
この記事をお読みの時間に合わせてご挨拶を選んでください、望月理也です。
今回は随分と間が開きましたが、月影ラジオ企画の反省会を纏めて一挙公開です。
この大井川さんのブログの前座を俺が務めることになったのは、単純にご本人が反省会でおしゃべりするからとのことです。
おかしな話ですね。今までも追記から話す時に、散々ご自分で書いてた気がするのですが……。
……まぁ、それはともかく。
挨拶が手短になってしまい申し訳ありませんが、早速反省会の方へ参りましょう。
ちなみに、こちらはカエル畑、スイートクラウン、月影の鎖、
それぞれのネタバレが入っているらしいので、ご覧になる際は注意して下さいね。
ところでバレンタイン企画にご参加して下さっている皆さん、有り難う御座います。
2/18(木)までということで、まだまだRTを受け付けておりますので、是非宜しくお願いします。
バレンタインデー当日は俺達月影キャラの初公開バレンタイン用ボイスもWEBにアップされる予定ですので、楽しみに待っていてくださいね。
そして少しでも気に入って頂けた方、是非お気に入りのキャラのみでも全員でも、RTの方を宜しくお願いします。
それでは第三回、第四回、第五回の反省会の方を 『続きから』 ご覧ください。
~三回目反省会~
榛名 「……え、ちょ、え?」
榛名 「既にバレンタイン企画も始まっているというか中盤なのに今更反省会!?」
空閑 「……! この、クワガタの形をしたチョコレート、おいしい!」
久瀬 「カブトムシもおいしいぞ!」
空閑 「おいしいね!」
榛名 「…………」
久瀬 「ん? どうしたカブトムシ。お前は喰わないのか?」
榛名 「!」
久瀬 「ん?」
榛名 「さ、誘って貰えたのが嬉しいだなんて死んでも言わないんだからね!」
空閑 「ええと……嫌だったって、ことかな……?」
榛名 「え、ち、ちが……」
久瀬 「違うのか?」
榛名 「…………」
榛名 「ああん自分のキャラクター性を保つのが難しいよこの二人相手……!!」
空閑 「大丈夫だよ、榛名くん」
榛名 「え……?」
空閑 「榛名くんはちょっと素直になれないけど心の中では救いを求めているタイプでざっくり属性分類すれば“THE☆ツンデレ亜種”だっていうのは皆心得てるから」
久瀬 「ツンデレ亜種? とはなんだ?」
空閑 「うーんと、まずツンデレの説明からしようか? そもそも天邪鬼って単語があって――」
榛名 「やめて僕という存在を分析解体しないでっていうかちょっと待ちなよ二人とも!」
久瀬 「何だ」
空閑 「どうしたの?」
榛名 「……あのさ、一応ここはラジオ風ツイッターの反省会をする場所でしょう?」
久瀬 「正直去年のことだし忘れたぞ」
空閑 「うん、忘れちゃった……」
榛名 「ああもう完全同意だけどっ! 形だけでもどうにかさ!!」
久瀬 「貴様も喰わないか? カブトムシのチョコレートだぞ!」
空閑 「く、クワガタもあるよっ!」
榛名 「…………」
榛名 「……とりあえず、食べたら反省会するからね?」
久瀬 「ああ!」
空閑 「うん!」
榛名 「もー、僕がいないと駄目なんだから……っていうか、なんか……え……?」
空閑 「? どうしたの? 榛名くん」
榛名 「いや……どういう仕組みか分からないけど、このチョコレート蠢いてる……え、凄いね?」
久瀬 「? 違うぞ」
榛名 「え? 何が違うの?」
久瀬 「それは俺のカブトムシだ」
榛名 「!? 本物かよ!!」
空閑 「あ……とんでっちゃった……」
榛名 「ちょ! チョコレートとカブトムシ一緒に置いとかないでよ! 色が! 色が似てるじゃない!」
久瀬 「馬鹿か良く見ろどう見ても間違いようがないだろう! 貴様が今目にかけているものは何だ!」
久瀬 「後、俺のカブトムシを逃がしておいて詫びもなしか!」
榛名 「う、うぐう……」
榛名 「……今僕が目にかけているのは視力を補正するものです本当に済みませんでした」
久瀬 「ああ、良いぞ許してやる。プリン100個で手を打とう」
榛名 「それ許したって言わないし!」
榛名 (まぁ本当は世界……っていうか、視界を狭くする為のもので度は入ってないんだけど……)
空閑 「あ、久瀬くん! カブトムシ戻ってきたよ、ほら!」
久瀬 「当たり前だ。俺のカブトムシは頭が良いからな!」
榛名 「良かった……正直ツッコミどころが満載だけどプリン100個も調達出来る気がしないから口を噤むよ……」
久瀬 「お帰りカブトムシ」
榛名 「…………」
空閑 「ねえ、久瀬くん。榛名くんもカブトムシで、そのカブトムシもカブトムシだと、ちょっと混乱しないかな?」
久瀬 「む? そうか」
榛名 「空閑くん良いこと言った! そうだよだから僕の名ま――」
久瀬 「仕方ない、それなら名前で呼ぼう」
榛名 「! そうそう!」
久瀬 「そうだな……よし、お前の名前は『カブト丸』だ! どうだ格好良いだろう!」
榛名 「僕の方を名前で呼ぶんじゃないのかよ……!」
榛名 「ツイッターの方では“望”って呼んでたのに……!」
久瀬 「それはそれ、これはこれだカブト丸」
榛名 「?! 僕の方がカブト丸だったのかよ驚きだよ!」
空閑 「えっと……じゃ、じゃあ、次は『四回目組』の反省会に、い、行きます!」
カブト丸 「はんせいかいとは?!」
~四回目反省会~
戸神 「…………」
猪口 「…………」
日之世 「イヒヒヒ……」
戸神 「…………」
猪口 「…………」
日之世 「イヒヒヒヒ……」
戸神 「中々煮えねェぜ、このキノコ」
猪口 「そうだな……おかしいな」
日之世 「火力を強くすれば良いのでは。僕、素晴らしいものを持っていますよ」
戸神 「何でェ?」
日之世 「軍事用ロケットです。この爆発の熱量で鍋を温めましょう」
猪口 「正直鍋の水が蒸発しそうな気がするのだが」
戸神 「俺達も焦げるんじゃねーかァ?」
日之世 「駄目ですか」
猪口 「そうだな……このキノコを食べる人間がいなくなってしまうからな」
戸神 「そうだぜ、喰いモンを粗末にするのはいけないんだぜ!」
日之世 「そうですね。僕は喰べませんが」
戸神 「俺も喰えないんだぜ!」
猪口 「む……そうなると俺だけがこの鍋を食べられるのか」
戸神 「去年と同じ展開だな!」
日之世 「そういえば今回僕らが呼ばれたのは反省会の為だとか」
猪口 「そうなのか。俺はまたてっきりキノコ鍋をするものだと」
戸神 「それでも構わねェぜ!」
日之世 「では我らは目の前の鍋を沸騰させることに全力を懸けましょう」
猪口 「戸神くん。君は確か“烏天狗”という奴だったな。口から火を出せたりはしないのか?」
戸神 「出来ねェぜ!」
猪口 「では日之世くんは……」
日之世 「いえいえ、僕も貴方同様“人”ですので……イヒヒヒヒ……」
猪口 「そうだったのか……てっきり雰囲気から物の怪の類だと……」
日之世 「まあ、否定はしませんがね」
戸神 「ところで反省会はやんのか?」
猪口 「そうだな……求められているならやる必要はあると思うぞ」
日之世 「反省すべき点、ありましたか」
戸神 「俺やお前ェが出張りすぎてて月影のツイッターなのにチョコが目立ってなかったっつー感想ならあったみたいだぜ」
戸神 「後、内容が混沌とし過ぎてたってご感想とかなァ」
猪口 「ああ……それは確かに、ついて来れない人達も出ただろうな……」
猪口 「それに関しては申し訳ないことをしたと思っている」
日之世 「そもそも僕と戸神さんをかち合わせた時点でパンドラの匣を開けたようなものですからねえ」
猪口 「采配ミスという奴か……そういえばこの人員配置は誰が行ったんだろうな?」
戸神 「知らねェぜ!」
日之世 「ええ、僕も知りません」
猪口 「……まあ、今更だし知ったところで何がどうということもないか」
猪口 「それに、俺は二人と非常に楽しい時を過ごしたし、この三人で良かったと思っているよ」
戸神 「ああ! 俺もお前ェらで良かったぜ!」
日之世 「ええ、勿論ですよイヒヒヒヒヒヒ!」
猪口 「それでは、反省会も終わったことだしキノコ鍋のことだけに注力しようか」
戸神 「だなァ!」
日之世 「……さて、お次は五回目の皆さんどうぞ綺麗に落として見せてください」
戸神 「腕の見せ所だなァ! はーっはっはっはっはァ!」
日之世 「愉しみですねぇ! ヒーッヒッヒッヒッヒィ!」
猪口 「二人とも実に楽しそうに笑うなぁ、俺も満足だよ」
~五回目反省会~
広瀬 「…………」
真井 「…………」
大井川 「…………」
広瀬 (嘘……だろ……何一つまとまってないまま五回目とかきたんだけど……)
真井 (いやあ……なんていうか皆いっそ清清しいほど投げっぱなしだなぁ……どうしようかなぁ……)
大井川 (うーん、四回目の人達はかなり自由人だったなぁ)
大井川 (っていうか最後にはさり気なくハードル爆上げされたし。俺は適当だしその辺はどうにでもなるから良いとして、この後の二人は大変かもなぁ……)
広瀬 「えっと、じゃあ五回目の反省会、始めましょっか?」
真井 「あ、うんそうだね」
大井川 「いやー、長かったなぁ、実に見事な放置っぷりだったと思う。うん」
広瀬 「(やだこの人達こんな状況なのににこやかだよ百選練磨過ぎるだろ……)本当ですね。俺このまま反省会がフェードアウトするのかと思ってました」
真井 「(うわあ二人とも心臓強いなぁ……俺もなるべく動揺を顔に出さないようにしなきゃ)あ、俺も思ってた」
大井川 「(おお、二人は笑顔で来るか。……表情作ってるのか鈍いのかはまだ分からないけど)あ、俺も俺もー! いやあ、奇遇だなぁ」
広瀬 「っていうか、それ以外に考えようがないって気もしますよね……」
真井 「あ、うん……」
大井川 「そうね……妹達からの反応が薄いことを良いことになかったことにしようとしてた感満載だよね」
広瀬 「(話どうしようかな……このまま引っ張るか、違う話題にするか……とりあえず引き継ぐか)ですよね……」
真井 「(ネガティブな話題続けても仕方ないし、少し上げとこう)でも忘れた頃に戻ってきたし、ねえ? 皆許してくれるよ! うん!」
大井川 「(お、知己くん引き継ぎ方上手いな……)そうそう、俺の妹達はそれはもう寛大だから! 寛大過ぎてお兄ちゃん心配になるくらい!」
広瀬 「それにそもそも反省会のこと覚えてる人もいないですよね」
真井 「うーん、それは責任逃れになっちゃうからなんとも……」
大井川 「そうだなぁ……たとえいなくても始めた物は終わらせなきゃなぁ」
広瀬 「(よし、今回は俺がややネガティブな発言をして二人に突っ込んでもらうか。まあ地だし楽な方向で……)ですよねー」
真井 「(広瀬くん、自己否定の気がややあるな……じゃあその辺りをフォローする方向で)さて、それじゃあ反省会を始めよう!」
大井川 「(彼、ちょっと影が見えるなぁ……じゃあ少しお兄さんとして振舞うか。問題は知己くんだけど……様子見か?)そだね」
広瀬 「じゃあ、月影メインですし大井川さんからどうぞ」
大井川 「俺? えーと、そうだなぁ……反省点って何かあったかなぁ? 知己くん」
真井 「それ、俺に問題をスライドしてるよね」
大井川 「えへへ、ばれた?」
真井 「あはは、気付くよ。……といっても、俺も思いつかないかなー」
大井川 「楽しかったって記憶はおぼろげながらあるけどなぁ」
広瀬 「俺は時間に追われる恐怖しか……」
真井 「そっか、広瀬くんは進行だったもんね。お疲れ様です」
広瀬 「お気遣いありがとうございます」
大井川 「二人はこういう企画、またあったらやってみたいって思う?」
広瀬 「進行だったらもう嫌です」
大井川 「結構正直だね。知己くんは?」
真井 「大勢の人の前っていうの、ちょっと緊張するけどそんなに嫌じゃないかな?」
真井 「普通に生活してたら体験できないことだしね」
大井川 「お、超ポジティブ発言。ほら優希くん、これくらい言わないと女の子にもてないよ?」
広瀬 「ははは」
大井川 「……それとも、もう特定の人がいるのかな?」
広瀬 「(これは雑談か? それとも鎌かけか?)は は は」
真井 「(……流れ弾に当たる前に不自然だけど話を終わらせよう)それじゃあそろそろ反省会も終わりで良いかな?」
大井川 「(おっと、これじゃまだ妹達に何も有益な情報残せてないぞ! 猛追する!)いや、まあまあ二人とも。そんなに急がなくても」
大井川 「そろそろバレンタインの季節ですし少しは色気のある話でもしましょ?」
広瀬 「(あ、勝てる)急な話題変更ですね……大井川さんがしてくださるなら良いですよ?」
真井 「(大井川くん、詰んだな……)そうだね。大井川くんがしてくれるなら」
大井川 「(……掛かったな!)え、良いよ?」
広瀬・真井『え……?』
大井川 「君達、俺は新聞記者ですよ? 二人から情報を引き出せるならそりゃ自分の切り売りはいくらでもするさ!」
広瀬 「(あかん、見誤った)いやいやいや、ご自分は大切にした方が良いですよ?」
真井 「(あかん、案外執念深かった)そうだよ、そんなやり方だといつか大井川くん自身が傷つくよ?」
大井川 「え、いつもはしてないよ? いや、二人から情報聞き出すならそれ以外ないかなって」
大井川 「二人ともガードめっちゃかたいし」
広瀬 「……いやいや……俺なんか普通の高校生ですよ?」
真井 「うん……俺も実に普通の大学生だよ……?」
大井川 「腹割ろう? ……何か沢山抱えてるっしょ?」
広瀬 「…………」
真井 「…………」
大井川 「……さて。それじゃあ俺と、妹達には聞かせられない話をしよっか☆」
広瀬 「そ、それじゃあお疲れ様でしたー!」
真井 「お疲れ! また今度ねっ!!」
大井川 「あ、逃げた! ……顔に似合わず二人とも足が速いな」
大井川 「さて、まとまってないけど五回目も終了だぞ☆ これからも企画物があったら参加してくれよな!」
大井川 「という訳で俺は二人を追いかける! じゃな! 愛する妹&弟達よ! あでぃおす!」
~三四五回目・反省会終了~
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