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ホワイトデーなのに……



居酒屋トォク ver.企画者+α(合いの手役)


企画「本日は先日誕生日を迎えていた大井川護に代わって、月影の鎖の企画者です」

企画「さて、今回はホワイトデーということで、月影の鎖について少々語ろうかと思います」

合いの手「月影にはライターとして参加した、合いの手役のカエル畑などの企画者です」

合いの手「しかし“ホワイトデーだから月影語り”がまた斜め上な気が致しますね」

企画「去年はバレンタインだったので、今年はホワイトデーです。特に不思議なことはありません」

企画「……さて、この先はお時間があり残月島の住人に何をされても腹を立てず見守れるという方に推奨です」

合いの手「ネタバレもありますのでどうぞお気をつけ下さい」




◆月影の鎖を経て……


企画「月影の鎖という作品は、疎外されてひとりになった人間の物語を軸にしました」

企画「それが恋愛をする相手にだけ伝わる、理解してもらえる……、という閉じた世界を描こうと思いまして」

企画「なので今回のキャラクターはその他大勢に見せる性格と、その相手にだけ見せる性格を変えたかったんです」

企画「だから“この人だけは私を理解してくれる!”という感じでどんどん相手に依存していく」

企画「それを乗り越え、幸せをつかんでくださいな……という話です。でも現状だと依存ルートが正史にしか見えませんが」

合いの手「“純愛ルート”と“依存ルート”の二つにした理由って何かあったんですか?」

企画「色んな恋物語を描きたかったからです」

企画「純愛は人に祝福されるような幸せな物語を、依存は俗に言う“メリーバッドエンド”を」

企画「なのでどちらにも転べるように、内容は全体的に“色っぽい大人の恋愛”を目指しました」

合いの手「そういえばよく“不謹慎だけど興奮する”という方向性にしたいと言ってましたね」

企画「そうでしたね、皆さんに伝わっていると嬉しいのですが……合いの手さんは書いてみてどうでしたか?」

合いの手「私は依存ルートを書くのが本当に本当に楽しかったです」

合いの手「自分の企画ではテーマとして取り扱わない物を沢山書かせて頂きましたので」

企画「それは何よりです。私もこの企画には感謝しています。とても成長できた気がします」


◆神楽坂響について


企画「彼は太陽の下を歩いているように見せかけて、その実は影……といったようなキャラとして作成しました」

企画「表側では輝いているように見えて、実際自分から光を放っている訳ではない。疎外感を感じて生きている孤独の人……まぁ、つまり彼も“月”ですね」

合いの手「陰のある人、良いですよね」

企画「大人の手ほどきを受けて少女が女になっていく感じとか、とても艶やかでした……!!」

合いの手「嬉しそうですね」

企画「子供と大人の間に揺れるモラトリアムが崩れていく感じ、良いじゃないですか!」

合いの手「今の、もしかしてタイトルにかけたんですか?」

企画「さて、それはさておき彼は良い裏ボスにもなってくれたなと思います」

合いの手「神楽坂さん、最初から本気を出せばどのルートでも勝てますよね」

企画「いやあ、紅霞市の市民のために命を削れないんでしょうね。……というのは冗談で、きちんと理由は書いてありましたよ」

合いの手「市民の成長を促したかったんですよね」

企画「そうです、自分のことは自分で出来るようになりましょうという奴ですね」

企画「“大人になる為”、主人公も同様に神楽坂さんに教えてもらったことですね」

合いの手「彼と言えば、某ルートの投石シーンが凄く気に入ったので、私も自分の書いたルートに組み入れた思い出があります」

企画「そうだったんですね。何がそんなに気に入ったんですか?」

合いの手「攻略対象が投石で流血するって類を見なかったので、初見は驚きつつも何故か面白くて」

企画「なるほど。あ、私は急に大声を張り上げて怒鳴るところが好きです。突然過ぎて」

企画「気になった方がいたら是非探してくださいね」

合いの手「そういえば、花柳街アナザーの神楽坂さんはいつもと一味違った何かがありましたね」

企画「本編とは違うタイプの依存をさせるために悩みましたからね」

合いの手「お兄ちゃんの生存を聞きたくないといった彼女を目の当たりにした時、震えました」

企画「私は一人で休日に仕事をしていて、上がってきたテキストを読んで、爆笑しましたよあのシーン」

企画「すげー面白い! って、一人ではしゃぎました。一周回って面白いって感じでしたね」

合いの手「後、夢の中で大井川のお兄ちゃんが“俺が死んだのはお前の所為だ”みたいなことを言ってるシーンも震えました」

企画「お兄ちゃんがどんだけ主人公に信用されてないんだって思うと笑えてきますよね」

企画「……あれ? 気付いたら“神楽坂ルート”についての話になりましたね」


◆望月理也について


合いの手「彼は属性的には闇寄りですが、主人公が冒頭でほんのり照らしてあげるので若干光属性っぽく見えるかも知れません」

合いの手「でも本質はそうじゃない。だから依存だと引っ張り上げようとした相手に負けて、結果自分も引きづられ底なし沼にじわじわと沈んで行くという」

合いの手「個人的には純愛も含め『ヘタレっぽくし過ぎたかな……』と不安に思ったほどですが、そういう感想はまだ頂いていないのでほっとしました」

企画「それにしても、一つ道を違えるだけで運命は変わってしまうものなんですね」

合いの手「非常に他人事だ! あれ、誰の企画だったかな……」

企画「そうですね、私は彼らの人生を書き起こしているだけなので……これで伝わりますかね?」

合いの手「すみません、噛み砕いてください」

企画「書き手としては干渉できるのかもしれませんが、これは物語ではなく“生きている人間の人生”なので」

企画「望月くんの人生は望月くんにしか歩めないのですよ、道は彼が開拓しています。私はそれを見てるだけなので、他人事です」

合いの手「なるほど、私にはない感覚ですね」

企画「さて、望月くんと言えば、いろいろありますが金魚が印象的でしたね」

合いの手「金魚、満月夜想だと最後死んでますからね」

企画「某英雄ルートでも、金魚は不遇でしたね。背に腹は変えられないんでしょうけど」

合いの手「紅華楼に買われなければ幸せだったかもしれませんね」

企画「あそこに住む人間も同じですけどね」

合いの手「なるほど、あそこは大きな金魚鉢だったんですね」

企画「つまり望月くんも金魚だったんですね。まあ、残月島も同じようなものですけど」

企画「ところで大きな流れこそあるものの、今回のシナリオは割りと自由に書いて頂いた訳ですが」

合いの手「はい」

企画「純愛ルートのラスト、何故彼女は背負い投げをしてしまったんですか?」

合いの手「すみません、シリアスな流れに耐え切れず……気が付いたらああなってました」

企画「まさか主人公が肉体的に強くなるとは思いませんでした。その話を聞かされた望月くんの心中をお察しします」

合いの手「本当ですね! ……さて、他に望月くんについて何か思い出はありますか?」

企画「これは狂爛の方の話になりますが、花柳街ルートの望月くんは怖いって言われたのが忘れられませんね」

企画「錯乱で初めて会って、主人公に心を許す以前の望月くんをベースに作ったつもりだったんですが」

合いの手「なんか本当に怖かったんですよね。企画者さんの書いた共通ルートの彼には得体の知れない怖さがあった」

企画「他の方にも言われたので、そんなつもりはなかったのですが、そうだったんでしょうね」

企画「でも本当に怖いのは主人公ですけどね。皆さんも人の地雷にはくれぐれも注意しましょう。依存エンドになりますよ」


◆猪口渉について


合いの手「お次は猪口さんのターンですね」

企画「彼は初期、雁字搦めの光の人というイメージで作ってました」

企画「陽の光が当たらないので本来は輝くことも出来るのに、出来ない……神楽坂さんとは逆のイメージですね」

企画「だからこそ、闇落ちしてしまうのかしまわないのか……みたいなギリギリがスタートの予定でした」

企画「そこから少しずつ変化が加わって、今の彼になりました」

企画「あの世界に、猪口さんはまだ錯乱の世界で希望を持っていた……という風に。人の心には光と闇が混在してますから」

合いの手「さて、企画者さんの好きな猪口さんのシーンといえば」

企画「『まっちくり』が印象深いなと思います」

合いの手「あれは忘れられませんね」

企画「しかも主人公があそこで『今のギャグの何がおもしろいんですか?』って言ってるんですよね。説明させるとか、この子怖い……と思いました」

合いの手「芸人殺しですよね」

企画「さらにあの後爆笑してるんですよね。落として上げるとは流石!」

企画「他には“かくれんぼ”のシナリオが可愛かったですね」

合いの手「見てみぬ振りをする主人公はナイスファイトでしたね」

企画「あらゆることに対して見てみぬ振りをしますからね、彼女」

企画「他人の傷口に触れないからこそ、彼女と居ることが心地よく思えるんでしょうけどね」

合いの手「そんな深いシーンだったんですか? あのかくれんぼ……」

企画「いや、多分そんなシーンではなかったとは思いますが」

合いの手「……他に面白かったシーンなどありますか?」

企画「驚いたシーンならありましたね。神楽坂さんのルートで親友の眼鏡を殴ったところとか」

合いの手「とっても熱血漢でしたね」

企画「普段物腰が柔らかいからと言って、怒った時も柔らかいとは限りませんからね」

合いの手「そういえば狂爛の花柳街ルートの彼もいつもと一味違いましたね」

企画「狂爛では彼の“闇”を見せたいと思い、ああいったプロットにさせてもらいました」

合いの手「つまり、狂爛の花柳街アナザーは……」

企画「絶望的な状況下からのスタートです」

企画「でも根は光属性なので闇に染まりきってはおりません。自らを慰めている辺りに“本当はどうしたいのか”が滲み出て感じるようにプロットは書きました……書いたつもりです」

合いの手「色々な猪口さんが楽しめてお得ですね」


◆榛名望について


企画「ええと、キャラクター性が難解だ、とテキスト確認したスタッフ数名に言われましたね」

合いの手「金魚鉢の話が印象深いです。雪の上に~ってやつ」

企画「説明は最初、入れてなかったんですけどね。でも説明がないと分からないからって言われて、入れたんです」

合いの手「あれは企画者さんにしか書けない台詞回しですよね」

企画「そうなんでしょうね、最近漸く、あの子が特殊だということに気付いてきました」

企画「今考えると、どこかが何か違うっていうのは分かるんですけどね」

合いの手「取り憑かれてたんですかね、榛名くんに」

企画「恐らくそうなんでしょうね」

企画「普通は救われたいと思うものなんですけど、彼にはそれがないんですよね」

企画「救われないのが当たり前で、それが自分にとって普通というか」

合いの手「深いですね」

企画「だから彼女を助ける気もないんですよね、彼」

企画「でも一人はさびしいじゃないですか。そういうことなんです」

合いの手「どういうことですか」

企画「自分と同じく駄目であってほしい、救われない人間が居て欲しいということです」

合いの手「あぁ、それはわかりますね。自分ひとりが死ぬなら地球も一緒に滅亡して欲しいってやつですよね」

企画「例えのスケールが大きいですね」

合いの手「それが私にとっての普通なんでしょうね」

企画「そうなんですか?」

合いの手「いや、すみません適当です」

企画「……そういえば、望月くんのルートだかどこだかで、主人公が変な人といわれて榛名くんを思い出すシーンが印象的でした」

企画「“正論”と思って読んでた気が」

合いの手「私は欄干に座って足をぶらぶらさせてるシーンとか面白かったですね。この子はどうしたのかなって思いましたよ」

企画「あれは彼なりのスリルの楽しみ方です」

合いの手「言ってましたね。そしてそれを確かドヤ顔で語ってましたよね」

企画「彼にとっては生き死にもゲームなんでしょうね」


◆大井川護について


企画「最初は“どこにでも居そうなちょっとガラの悪い普通のお兄さん”にする予定でした」

企画「俗にいう“妹ラブ”というブラコンにはしないようにしたかったんです」

合いの手「お兄ちゃんの花柳街シナリオ、狂気を感じられて良いですよね」

企画「どのあたりですか?」

合いの手「主人公に、後のことよろしくねって言われてたのに、自分も結局死ぬところですね」

企画「結局お兄ちゃんも主人公と一緒で人の話を聞かないんです。聞いてるようで聞いてない」

合いの手「そういうところは似てる兄妹なんですね」

企画「兄妹っぽいでしょう? お互いに受け入れ態勢があればあんなことにはなりませんもんね」

合いの手「本当ですね」

合いの手「それと、シナリオラストに墓を掘る流れを持ってきたところも良いですよね」

企画「最後まで不幸せだったってことを書きたかったのです。“二人で死ねて幸せ”、ではなかったという事実を伝えたくて」

合いの手「まさに月影」

企画「彼は対妹において、自分のことを“役立たず”だと思い込んでいて、それがコンプレックスになっているんです」

企画「だからこそ役に立つ気もなくて、他人に妹を託そうとするんです」

合いの手「涙ぐましい努力ですね……」

企画「そんな理由で彼、わざと話題の中心にならないんですよね。相手を中心に据えて話をするんです」

企画「そうして日々、妹の印象に残らないように努めているんですよね」

合いの手「居ますよね、自分のことはほとんど語らずに、人の話を引き出すのが凄い上手い人」

企画「沢山話すからその人のことを知っている気にはなるんですけど、改めて考えると実は何も知らないっていうやつですね」

合いの手「なるほどー」

企画「そういう風に作りましたからね。だから、自分でもたまに存在を忘れてしまうこともあって……ごめんね、お兄ちゃん!」

合いの手「ごめんねお兄ちゃん! 私も忘れる時あります!」

企画「つまり、主人公にとっての彼ってそういう人なんですよっていう」

合いの手「流石彼女のお兄さんって所ですね」

企画「まさに“計・画・通・り!”……その癖、内心はあれなんです。生きるの大変そうですよね」


◆藤堂雅について


企画「新キャラ二人は苦労しました」

合いの手「しましたねー、凄い難儀しましたよね。キャラクター作りに」

企画「流行の要素を取り入れようと思ったのですが……」

合いの手「雅さんは今までの月影キャラにはない感じですよね」

企画「残月島に住んでないからでしょうね」

合いの手「なるほど」

合いの手「今回の二人は主人公に最初から当たりが強くて中々良かったですよね」

企画「今までは主人公に対して気に掛けてくれる人が多かったので、あえて逆にしました」

合いの手「あえてなんですね」

企画「島に住む人間とそうじゃない人間の差を見せたかったんですよね」

企画「結果、月影の世界には居なさそうな感じはになりましたが」

合いの手「雅さんは一番まっとうでお日様の下を歩いてる感が半端ないですよね」

企画「良い所は良い、悪いところは悪いと錯乱メンツは言ってくれませんからね」

合いの手「確かに皆はっきり言ってくれない。唯一神楽坂さんが少し言ってくれたぐらいで」

企画「相手に悪いところを指摘できるほど自分が出来た人間じゃないと皆思ってるからでしょうね」

合いの手「分かります。凄く良く分かります。自分が出来ないくせに人に駄目出ししたくないですもんね」

企画「つまり自己保身に走ってるんですよね」

合いの手「ちょ、同意した人間が目の前にいるのに」

企画「おっと失礼しました。他意はありませんでした……。まぁ、その辺を彼は自分の努力でカバーしてますからね」

合いの手「出来る男は格好良いですよね」

企画「それを眩しいと思うのが主人公なんですよね」

合いの手「自尊心の低い人間にとって、雅さんは眩しくて逆に毒になりかねないですからね」

企画「元々の彼は主人公達と一緒ではあるから、努力しないで逃げている姿を見ると腹が立つんですよね」

合いの手「ごめんなさい努力します」

企画「きっと、笑ってその努力を認めてくれると思います。彼は心もイケメンなので」

合いの手「イケメンは尊いですね」


◆藤堂樹について


企画「雅さんとは対照的にしたかったんですよね」

合いの手「なるほど」

企画「能力値は高いけど、根は暗い」

合いの手「何もかもを押さえつけて平静を装ってますからね」

企画「主人公を見ると腹が立つでしょうね。同属嫌悪」

企画「彼の心の中はぐちゃぐちゃしてるでしょうね」

合いの手「実際、こういう子の方が内面は書きやすいんですけどね。逆に明るい子の方が難しい」

企画「同意しかないですね。暗い子って色んな気持ちが混在していて、書いてて楽しいんですよね」

合いの手「世の中に受け入れてもらえるかはさておき、気持ちは一緒です」

企画「どうですか、そんな樹くんを書いてた感想は」

合いの手「どういう風にキャラを見せて行くか迷いましたね」

合いの手「結果、主人公VS島の人間を三ラウンドほど書いて、止めてくれって言われて、修正しましたけど」

企画「肉体勝負でしたもんね」

合いの手「追い詰めるのに手っ取りばやかったので……」

企画「正直な感想ですね」

合いの手「樹くんに関してですが、雅さんじゃないけど本当にキャラクター作りに難儀しました」

合いの手「他のキャラにも言えることではありますが、誰よりも主人公に近くて気持ちも分かるけど、受け入れたくは絶対ないと思っている子にしたくて」

合いの手「榛名くんとはまた別ベクトルで主人公に寄り添わせようとしたといえばいいでしょうか。余計分かりにくいかな」

企画「元々月影のキャラの性格の一部を主人公に入れているようなものなので、共感して依存してしまうんですよね」

合いの手「主人公に対して『気持ちは分かるけど死んでも分かりたくない。俺とお前は違う』みたいな子にしたかったんです」

企画「プライド高いですね」

合いの手「ははは、だから認められないんでしょうけど……」

企画「自分を受け入れるのって難しいですからね。それが出来たらそもそも恋のお相手になりえないんでしょうけど」

合いの手「しかし、残月島にだけは行きたくないですね」

企画「まぁ普通そうですよね。私は割と行きたいんですけど」


◆主人公について一言


企画「企画の意図上、嫌われる覚悟をして書いていたのですが……」

合いの手「……人気がね、攻略キャラよりね」

企画「二位ですよ、二位。どうしてこうなったんですかね」

合いの手「彼女は本当、相手の男次第で何色にも染まりますよね」

企画「間違いないのは“感情が薄くない”ということですかね」

合いの手「と、いいますと?」

企画「どんな感情であれ、相手にぶつける感情が重いってことです」

企画「彼女は“救われたい”と願っているのに、同時に“救われちゃいけない”とも思っている子なんです」

企画「だから好きな相手が出来るとその人にも“救われないで欲しい”と願ってしまう」

企画「でも、そんなことを思う自分がおかしいことは分かってるので、自己嫌悪したり隠したりするんです」

合いの手「好かれたら最後感しかないんですが気の所為ですかね」

企画「最初はそんなことは無かったんですよ。最初は」

企画「ただ、書き進めるうちに彼女のしがらみが多くなっていって……」

合いの手「結果、主人公の変貌振りは人智を超えてしまったという……」

企画「でも、その“しがらみ”という鎖さえ解けてしまえば幸せになれますよ!」

合いの手「ええと……鎖って、本当に怖いですね!」


◆最後に……


企画「月影の鎖をプレイして下さってありがとうございます。感謝の言葉も御座いません!」

合いの手「ありがとうございます!」

合いの手「しかし、ノリが本当に居酒屋トォクでしたね。中身をお求めの方には申し訳有りませんでした……」

企画「それが逆に生々しいですね。月影も生々しい世界なので、良いのではないでしょうか!」

合いの手「なるほど!」

合いの手「そうだ、最後に一つ質問を良いですか?」

企画「もう最後ですけど良いですよ」

合いの手「“狂爛モラトリアム”を全体的にお通夜のような雰囲気にしたのは何故ですか?」

企画「あれが月影の鎖の世界だからです。それ以上でもそれ以下でもありません」

合いの手「そ、そうですか……ここまでお付き合い頂いた皆様、誠にありがとうございました!」

企画「……最後に、遅くなってごめんね護くん。お誕生日おめでとう♪」

お兄ちゃんとねこ

企画「以上、ホワイトデーでした!」


おわり。


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